特定技能-自動車整備

自動車整備の現場

特定技能「自動車整備」分野とは

自動車整備は、乗用車・トラック・バスなどの定期点検や修理・車検整備を行う職種で、安全・環境保全に直結する重要な産業です。
一方、国内では整備士不足が深刻化しており、外国人材の活用が求められています。

こうした背景から「特定技能(自動車整備)」が創設され、一定の試験に合格した外国人材が、整備工場やディーラー等で就労できる制度となっています。

✅ 特定技能「自動車整備」の特徴

  • 国土交通省認定の技能試験に合格した人材を受け入れ可能
  • 技能実習からのスムーズな移行にも対応
  • 主に整備士資格保有者の補佐・実務担当として活躍
  • 在留期間は最大5年間(現時点では2号制度なし)

対象業務と求められる技能

自動車整備分野において、特定技能での就労が認められている業務は以下のとおりです。
業務内容は多岐にわたりますが、安全性・法令順守を重視しながら、整備士の補佐として現場に貢献する役割が期待されています。

🔧 対象業務

  • 定期点検整備(12ヵ月・24ヵ月点検)
  • 車検整備・整備記録簿の記入
  • 故障診断と修理(エンジン、ブレーキ、サスペンション等)
  • 油脂類の交換(エンジンオイル、ブレーキフルード等)
  • 部品の分解・組立・交換作業
  • リフト操作や工具管理などの補助業務

📌 求められる能力・姿勢

  • 日本語での作業指示を理解する基礎能力(N4相当以上)
  • 手順や安全管理を守れる真面目な姿勢
  • 機械や電気系統への基本理解と実践力

受け入れ条件と制度のポイント

外国人材を特定技能「自動車整備」分野で受け入れるには、一定の条件を満たす必要があります。
受け入れ企業と本人双方が制度上の基準を満たすことで、安心して就労を開始できます。

✅ 主な受け入れ要件

  • 日本語能力試験N4以上 または JFT-Basic 合格
  • 「自動車整備特定技能評価試験(学科+実技)」に合格
  • または、技能実習2号(自動車整備)修了者
  • 直接雇用が原則(派遣不可)
  • 支援計画に基づいた生活支援体制の整備
  • 法令順守(整備士資格の代替ではないことを理解)

📌 制度の運用上のポイント

  • 在留期間は最大5年間(1年ごとに更新)
  • 就業範囲は「分解整備」に該当する業務が中心
  • 特定技能2号への移行は現時点では認められていない
  • 厚生労働省・国交省の監督下での運用

登録支援機関の役割と支援内容

特定技能制度では、受け入れ企業が生活・就労の支援体制を整備する義務があります。
CK株式会社では、主に日常生活面の支援に特化した登録支援を行っており、外国人材が安心して暮らせる環境づくりをサポートしています。

✅ CKによる主な生活支援内容

  • 住居の確保に関する支援(物件選定・契約同行など)
  • ライフライン開通サポート(電気・ガス・水道・携帯等)
  • 生活オリエンテーションの実施(ゴミ出し、交通ルール 等)
  • 多言語による相談窓口の提供(母国語対応含む)
  • 定期的な面談・困りごとのヒアリング
  • 転居時や病院利用時の支援

※ 職場内での実務指導・技能教育については、受け入れ企業様側で対応いただきます。

技能実習からの移行について

特定技能「自動車整備」分野では、技能実習2号を良好に修了した外国人材が、試験を受けずに特定技能へ移行することが可能です。
技能・日本語ともに一定レベルを習得しており、現場での即戦力として期待されています。

✅ 技能実習修了者のメリット

  • 技能試験および日本語試験の受験が不要
  • 既に現場業務に慣れているため即戦力として活躍
  • 就労環境や日本文化への適応力が高い
  • 企業側も採用から実務までの手続きがスムーズ

※ 技能実習修了証明書や評価記録書の提出が必要です。移行時には法務省・出入国在留管理庁の確認があります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 自動車整備分野は特定技能2号へ移行できますか?
→ 現時点(2025年時点)では、2号移行の対象外です。最大5年間の在留となります。

Q2. 整備士資格は必要ですか?
→ 国家資格(自動車整備士)を取得する必要はありませんが、整備士の補佐業務が中心となります。

Q3. 配属先は整備工場以外でも可能ですか?
→ 原則として、分解整備を行う認証工場に限られます。認証のない事業所での受け入れはできません。

Q4. 日本語能力の基準はどれくらいですか?
→ JLPT N4 または JFT-Basic に合格していることが必要です。

Q5. 車の運転免許は必要ですか?
→ 就労上は必須ではありませんが、通勤や作業で必要な場合は、入社後に取得支援を行う企業もあります。

導入企業の声と活用事例

特定技能「自動車整備」分野では、現場の即戦力として外国人材の導入が広がっています。
実際に受け入れを行った企業からは、整備技術・誠実な仕事ぶり・勤勉さなどに高い評価が寄せられています。

🚗 A自動車整備工場(愛知県)

ベトナム出身の2名を受け入れ。
車検整備やオイル交換など日常業務において迅速で丁寧な対応を見せ、顧客からの信頼も得ている。

🔧 Bディーラー整備部門(神奈川県)

技能実習から移行したネパール人が在籍。
電装系の整備やコンピュータ診断にも対応し、将来的には育成枠としての活用も視野に。

※ 上記は一例です。企業の受け入れ形態・支援内容・実績は地域や業態により異なります。

特定技能「自動車整備」分野に関するご相談・お問い合わせ

CK株式会社では、外国人材の受け入れに関するご相談や
登録支援、制度の活用についてのご質問に丁寧にお答えいたします。
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